まちづくり協議会とは


八幡地区まちづくり協議会は大分県宇佐市で18番目に設立された地域コミュニティ組織です。

宇佐市の地域コミュニティ組織についての詳細はこちら(宇佐市ホームページ)をご覧ください。

 

八幡地区は9つの自治区(駅通り、尾永井、乙女新田、野地、下乙女、上乙女、荒木、上森山、下森山)から成り立っています。まちづくり協議会設立以前は、それぞれの自治区で様々な活動や問題解決を行ってきましたが、近年の少子高齢化による人口減少とともに高齢化が進み、多様化する住民ニーズに応えることができない状況となっていました。このような課題を解決するため、自治区の区長会をはじめ各種団体・組織が一体となり、令和元(2019)年9月22日に設立総会を開催、

 

「未来につなげよう 平和と歴史のまち やはた」

 

のスローガンのもと、八幡地区まちづくり協議会が設立されました。

設立総会(令和元年9月22日)


八幡地区とは

八幡地区は大分県宇佐市の北部に位置します。

北に面した豊前海へと流れる二級河川の駅館(やっかん)川の恵みを受け、大分県内随一の穀倉地帯である宇佐平野には一年を通して稲や麦の穂が一面に広がる美しい景色を見ることができます。

この駅館川を用水源とする宇佐のかんがい用水群(平田井路・広瀬井路)はその農業土木技術が世界的にも評価され、世界かんがい施設遺産に登録されています。

 

また、八幡地区はかつて宇佐八幡宮(現宇佐神宮)の荘園があった場所です。それ以前にも弥生時代頃の古代遺跡が発見されるなど歴史のある地域です。昭和時代に入るとこれらの水田には宇佐海軍航空隊の基地が建設され、太平洋戦争末期には特攻隊が飛び立っていった滑走路跡が現在は県道として残っています。また、戦時中に航空機を空襲から守るために作られた掩体壕(えんたいごう)が現在でもいくつか残っており、その中でも八幡地区にある中型掩体壕は地上部分では日本で最大の大きさです。戦後、宇佐海軍航空隊が解体されたことで基地は無くなり、現在はのどかな田園風景に戻っています。

 

古代から近代、そして現代へと様々な歴史を歩んできた八幡地区。そんな八幡地区の歴史と平和を未来へとつなげていけるよう、八幡地区まちづくり協議会はこれからも活動を続けていきます。